こんにちは。前東京都議会議員のながせ裕文です。

 

ブログでのご報告が遅れて申し訳ありません。この度、都議会議員を辞職し7月の参議院議員選挙に日本維新の会公認で比例区から挑戦することが決まりました。

 

出馬が決まったのは突然だったとはいえ、2年前の都議選では絶大なご支援をいただき、任期途中での辞職となることには、いまなお苦渋の思いもあります。

 

大阪の改革を東京でも断行するだ!という「維新スピリット」は変わらないどころか、むしろますます燃えています。しかし、先日の出馬表明の記者会見でも申し上げましたが、一人会派での活動に限界があるのも事実でした

 

また、これからブログで詳しく書いていきますが、ここ数年、都政だけでは変えられないことも多く感じていました。であれば、より大きな枠組みである国政から都政を変える方が成果を早く出せるのではないかと思い悩んだ末の決断でした。

 

年金問題で露見した政治の機能不全

 

さて、永田町は通常国会が終了し、政界全体が参院選モードに完全に切り替わります。

 

一時はダブル選挙の観測もありましたが、「老後資金は2000万円が不足する」という金融庁の報告書の問題を境に年金問題が噴出。これで安倍政権が傾いた状態で参院選に突入するかと思いきや、報道機関の世論調査では、内閣支持率がわずかに下がったものの、自民党と野党が大きく開いた差はほとんど変わっていません。この「一強」の現実に、私自身も野党の一員として忸怩たる思いをかみしめています。

 

維新以外の野党は、解散風が止まってからの内閣不信任案提出という腰砕け。これでは、自民党に代わって政権を担うのだというホンキ度がないのだと国民に見透かされてしまいます。

 

しかし、自民党も本当にひどい麻生大臣が報告書の受け取りを拒否するというのは、行政府が一度外部の有識者にお願いした提案を門前払いするという、極めて異例、無礼千万もいいところです。自民党の支持率が大きくは動かなかった報道機関の世論調査でも、この政権の対応に納得していない人が多数を占めるのは当然のことです。

 

年金財政の健全性を確認するため5年に1度出される「年金財政検証」。前回は6月に出ていました。これも選挙前に出さないという「隠蔽体質」。問題にフタをして選挙に望もうという姿勢がありありです。

 

実はこれが自民党政治の最大の問題点なのです。その「縮図」がまさに都政・都議会でした。

 

国政のしがらみとブラックボックスをリセットする

 

拙著『東京都庁の深層』(小学館新書)でも書きましたが、10年前に都議会議員になってから、毎年の予算案は都庁職員が、手を加えられることなく成立することが常態化していました。自民党を中心とする与党会派が都議会の場ではなく、水面下で執行部と交渉し、議会で与党会派の議員が突然提起した問題に、知事が「あなたの会派の要望によって予算に盛り込みました」と、いつの間にか決着がついていて、野党会派が寝耳に水ということが普通に起きているのです。

 

小池知事豊洲市場移転問題で混乱を引き起こし、5000億近い損失を出したのは大失政ですが、小池氏に「都議会はブラックボックスだ」と批判され、そんな緊張感のない状態が続いてい議会なのです石原、猪瀬、舛添都政を支えてきた自民党政治なのです。

 

本来なら都議会のオープンな場で予算の組み替え、場合によっては予算原案そのものの提案も含めて、やるべきなのですが、議会が密室談合も横行してしまえば、行政側も気を緩めます。都庁が許認可を与えた団体に幹部が定年後に天下することも普通です。

 

国家公務員の天下りは、定年前が多く、まだ働き盛りで再就職先を探していますが、都庁の場合は定年まで勤め上げて、退職金を満額支給され、そして次に行くという点で、ひどいとも言えます。これが都庁と天下り先との癒着が生み、本来ならもっと安く契約できる案件も割高になり、税金のムダ遣いに繋がる恐れもあります。

 

政治と行政の不透明な慣行は、さまざまなしがらみと表裏一体です。国と地方を合わせた借金は1100兆円。ムダは許されません。しかし、それを断ち切りたくても断ち切れないのは、しがらみがあるからです。

 

国政のブラックボックス、しがらみは都政の比ではないでしょう。現在の利益ばかりを語る政治から子どもたちの未来を考える政治へ。身を切り、あすを作る改革は、維新が大阪の10年で実証してきました。次は国政と首都東京のグレートリセットへ。私もその一翼を担う覚悟です。

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