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2016/06/09

都議会では厳しい追及も、舛添知事提出の議案に反対は一人で驚いた件。

お知らせ / ブログ / 活動報告

 

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こんにちは。

東京都議会議員(大田区選出)のやながせ裕文です。

 

都議会では、代表質問、一般質問が終了しました。議会質問がTVで生中継されるなど、いまだかつてない注目を浴びるなか、各会派はさまざまな工夫を凝らして「どれだけ厳しい追及をするか」を競い合いました。

 

代表質問では、自民公明からも激しい舛添知事バッシング。公明党からは「知事失格!」という厳しい発言がありました。本日の一般質問では、自民党議員からも「辞職」を促す発言が続出。流れは変わってきたかと思いきや。。

 

一般質問終了後の議決では、驚くべきことに、

 

舛添知事提出の人事案に、全員賛成。反対は私ひとりだけという驚愕の結果。

 

なんだ、これ。

 

写真の「東」は「東京維新の会」の略です。

 

普段から「責任与党」を自称する自民・公明が「都政を停滞させない!」と議案に賛成するのは理解できるけど、「辞職」を厳しく求める野党会派が賛成するのは意味不明。いつもよくわからないところで反対を主張する共産党も賛成とは、どうしたことか。

 

舛添知事に辞職を求めるということは、「舛添氏は知事の資格なし」と言っているに等しい。「知事の資格がない」ということは、「議案を提出する資格がない」と同義。資格がない知事が選ぶ人事なんて認められない!となるのは当然の帰結だ。

 

そもそも、少数野党にはきれるカードが少ない。続投を表明している舛添知事と対抗するには、あらゆる手段を使わないといけない。

 

議員「舛添知事!辞職しろ!」

舛添知事「続投する!この議案、通してね」

議員「賛成!」

 

では、何の迫力もないわけです。

 

議員「ふざけんな認めん!辞職しろ!」

 

と返してこそ、その本気度が伝わるというもの。「辞職を求める」と決めたのであれば、覚悟が必要です。一人会派で、質問時間もないけれど、決めたからには出来ることは全てやるつもりです。

 

都議会議員122名全員が賛成起立するなかで、ひとりだけ座っているのは若干あれなわけですが、「反対だよ!」と意見を表明。これを繰り返すこと3回。。。

 

チラッと見てうつむく舛添知事。何とも言えない困った顔をする安藤副知事。なんで反対なの?」と議員からは聞かれたりしてさらに驚き。。。

 

報道では、舛添知事が給与減額の条例案を提出するとのこと。これが自民党が繰り返し主張してきた「身を切る」という意味なのでしょうか。

 

こんな責任の取り方で、納得する都民はいないでしょう。明日からの都議会では、さらなる駆け引きが繰り広げられますが、しっかりと役割を果たしたいと思います。