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2012/02/07

学校給食は安全か?牛乳の検査は実現したけれど。

お知らせ / ブログ / 放射能と闘う

2月2日、都内の公立小中学校を中心に給食用牛乳を納入している乳業メーカー6社で構成する「東京学乳協議会」は、給食用牛乳に含まれる放射性物質の自主検査結 果を初めて公表しました。

検査結果についてはこちらをご覧ください→東京学乳協議会検査結果

 

学校給食牛乳の検査については、8月に提出した「子どもの内部被曝ゼロを目指すための緊急要望」など、都議会民主党がこれまで何度も都に対して要請してきたことです。

要望の詳細はこちらをご覧ください→http://www.togikai-minsyuto.jp/news/post_462.html

 

しかし「やっと実現した!」と喜ぶ前に、検査結果のペーパーには腑に落ちない点がいくつかあります。既に多くの方からもご意見を頂戴していますが、測定下限値を「50Bq/㎏」とし、検査結果を「測定下限値以下」と公表している点です。

 

うーん。

「不検出」ということだと思いますが、この公表の仕方では50Bq/kgより低い値で検出されたとも読み取れます。さらには、検出限界値をぴったり50Bq /㎏に設定できるのでしょうか?また、50Bq/㎏に限界値を設定する理由はなにか?

 

残念ながら、多くの方がそう感じているように、この結果から「安心」にはつながらないのではないでしょうか。引き続き、給食牛乳の安全と安心確保に向けて、きめ細かな検査の実施を要請していきたいと思います。

 

なお、給食食材については、東京都学校給食会による放射能検査結果データを参考にして下さい。

http://www.togakkyu.or.jp/safety/vacant.html

また、都内流通食品については、東京都による放射能検査結果がありますので、ぜひ定期的にチェックをしてみて下さい。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/ryuutuu/index.html