震災瓦礫について多くの皆様からのご意見を頂き有難うございます。

視察に行くにあたって、震災瓦礫受け入れに対する態度は11月3日のブログで明らかにしましたのでご覧ください。

今回は、宮古市の瓦礫がどのような状況にあるのか、誤解されている方も多いので基礎的な情報を載せてみます。 

 

まず、受け入れる震災瓦礫がどの程度の放射能濃度かということを確認します。

岩手県による「災害廃棄物の放射能試験結果の報告」をご覧ください→震災瓦礫放射能濃度結果

宮古市藤原埠頭の瓦礫(7月13日採取)は0~135Bq/kg

 

次に、宮古市の「ごみ」がどの程度汚染されているかを確認します。 

宮古市における一般ごみ焼却灰の状況はこちら→一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定結果(9月12日現在)

宮古清掃センターの焼却灰(7月21日測定)は飛灰240Bq/kg、主灰40Bq/kg

(参考)東京23区清掃一部事務組合における焼却灰等の放射能濃度測定結果 http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/topics/shokyaku.htm

(参考)東京都の下水処理における放射能等測定結果http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0565.htm

 

そして、宮古市の空間線量から、市内の汚染状況を確認します。

宮古市の空間線量はこちらをご覧ください→http://www.city.miyako.iwate.jp/cb/hpc/Article-7143.html

宮古市内は毎時0.04~0.09μSv

 

 

これらの情報を検討すると、宮古市の放射能汚染状況は東京都とほぼ同等といえるかもしれません。(だから安全だと言っている訳ではない)

 

そして、今回(11月3日)搬入された瓦礫は、視察で確認した東京都の測定においては放射能をほとんど帯びていないことがわかりました。

しかし今後の測定結果を注視する必要があります。こちらをチェックして下さい。http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/resource/disaster-waste/index.html

 

石原知事は、私たちが求めた「慎重な検討」もなく「都民に対する丁寧な説明」もなく、瓦礫の受け入れを急遽決定し、電撃的な実施をしました。これは「都民」への誠実さを欠いているし、不安を感じさせる結果となってしまい猛省すべきです。

 

では、メディアを含めある意味無条件に「受け入れせよ!」の大合唱のなかで、いまやらなければならないこと(私にできること)は何か。

 

それは、今後継続的に「放射能濃度の高い」瓦礫を持ち込ませないための対策づくりです。

 

そもそも環境省が「東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドライン」で定めた焼却灰8000Bq/kgという基準は、根拠が脆弱であり、とても安全とはいえず「安心」からはほど遠いものです。

国は、理解が得られていないこの基準を撤回し、震災瓦礫を広域処理する基準を「クリアランスレベル」を参考に放射性セシウムで100Bq/kg以下とするべきだと考えます。そして、国が行動しなければ都が独自に基準を設定する必要があるでしょう。

クリアランス制度とは、原子力施設において用いた資材等について、それに含まれる放射性物質の濃度が「クリアランスレベル」(人の健康への影響を無視できる放射性物質の濃度)以下であることを国が確認する制度のことです。国の確認を受けた資材等は、原子炉等規制法の規制から解放され、通常の産業廃棄物又は有価物として、廃棄物・リサイクル関係法令の規制を受けることとなります。 (文部科学省HPより)

ちなみに、今回の宮古市からの瓦礫は岩手県の実測値を考慮すると、「クリアランスレベル」程度であると推測される。

どこまで受け入れられるかはわかりませんが、訴えていきます。

 

そして次の課題は、膨大で不均一な瓦礫をいかに正確に測定できるかです。

現状の空間放射線量の測定では一定の評価はできても、瓦礫に対する放射能の影響を正確に図ることはできません。放射能濃度の測定は7月に岩手県が実施したのみです。まずは細かくゲルマニウム検出器で測定していくことが必要です。この点についても要請をしていきたいと思います。

 

なお、東京都の下水処理場は深刻な問題を抱えており、これまで追求してきました。6月~7月のブログや議会質問の動画をご覧ください。http://www.youtube.com/user/YanagaseChannel#p/a/u/2/RcN4IzOE0hs

 

明日は都内での破砕処分施設、焼却施設そして中央防波堤を再度視察に行きます。

 

 

 

 

  

震災瓦礫の受け入れが始まった【その4・課題】へのコメント

  1. amiko より:

    東京都の方は、柳ヶ瀬議員のような方がおられて幸せですね。
    放射能を勉強し、子ども達の被爆を何としても抑えよう、健康被害を予防しようと思い、行動して下さっている方々が、3人の幼い子のいる母としての救いです。『学者が大丈夫といっているのだから大丈夫だろう。』そんな程度の解釈しかしていない人達に、子どもの命を預けいてるのだから、たまったもんじゃありません。日本のお母さん達は、もっと怒るべきです。
    メディアの「受け入れせよ!」の大合唱、不気味です。薪や花火の時、理解を示すコメントも一部ありました。なのに今回は口を揃えて「受け入れるべき」と。
    放射能が拡散するのでは?拡散する量は?フィルターはどこまで効果があるのか?そんな事に、一歩たりとも踏み込めないのでしょう。なぜなら、リスクがあるからです。
    国民をバカにするのもええかげんにせえ!

    柳ヶ瀬議員、どうか体調管理にお気をつけて、都の子ども達の健康を守って下さい。応援しております。

  2. mohegee より:

    よくわかりました。ありがとうございます。

  3. 大田区で働く女性 より:

    初めてお邪魔しました。
    今後ちょくちょくお邪魔したいと思います。
    宮古の瓦礫受け入れに関心があります。
    鉛のコンテナに入れられているのを外で測り、報道陣が私物のガイガーカウンターで測るのは禁止だったとのことですが、それで正確なことがわかるのでしょうか?すごく疑問です。
    私も良く測りますが潮風が吹いてくるところとか海に近づくほど数値が上がります。
    大田区はかなり数値が高い地区だと思います。

  4. さくら より:

    今後継続的に「放射能濃度の高い」瓦礫を持ち込ませないための対策づくりを具体的に提示頂きありがとうございます。いくつか気になった点があります。

    放射性セシウムで100Bq/kg以下を独自基準にとのことですが、それは事故前基準と同等ということなのでしょうか?

    また、仮にこの基準以下にしたとしても、何万トンもの瓦礫を処理すれば、積算される放射能の量は莫大なものになると思います。焼却灰の処理についても、やながせ議員もお話を聞きに行った小出教授は、福島原発廃炉の為の石棺を作るコンクリートに使うことを提案しています。私は専門家ではないので、これがベストな方法かどうか分かりませんが、現状のやり方(海への廃棄や埋め立て)と比べると格段にベターな方法だと思います。極力汚染を拡大しない焼却灰の処理方法についても是非ご検討頂けないでしょうか。

    それから、焼却処理施設についても、バグフィルターでは不十分との意見があり、不安です。瓦礫処理はしていかないといけないことですが、その処理施設についてももう少し万全な対応をお願いしたいです。

    都は女川町の瓦礫受け入れも検討していると新聞に出ていました。宮古と比べると汚染がひどいところです。早急に対応していかないと大変なことになってしまうという危機感でいっぱいです。やながせ議員のご活動応援しています。

  5. スナフキン より:

    品川区で放射線量の増加が測定されたみたいですけど、
    http://uproda.2ch-library.com/456879psB/lib456879.jpg
    東京臨海リサイクルパワーが原因ですか?
    情報まで。

  6. 大事なことは何か? より:

    やながせ先生の、都議会選挙の立候補、そして当選してからの武蔵新田駅前の区民への当選御礼の誠実なご対応、そして地道な努力に共感しております。

    私は、元大田区民、元宮城県県民(知人親友恩人のとてつもない被災状況、中には犠牲者となった方もおられます)の現状と支援を個人レベルで地道に支えてきた現、大田区一区民です。放射線の基礎(大学学部レベルの知識はあり。)は学びました。

    さて、先生はじめ地道に取り組まれている方のご尽力には、感謝しつつつ、人にはそれぞれできる事、できない事が立場や能力、資金など制約条件がある現実は痛感している者です(一市民でさえそうでした)。自分で宮城の壊滅ゾーンへ私財を投入し、支援を続けていたものです。

    まず、今の大田区、都民、被災者、ひいては国益から考えた場合、
    大事なことは、区民、都民、被災者、各地域の一般市民の安全と被災地および都の処分に窮している放射性物質の処理について、
    ただ、測定して云々というレベルではないと思う次第です。

    そこで必要なことは、現実に処理に困っている廃棄物(多少乱暴な分類になりますが)の根本処理方法を見つけること、ではないでしょうか?そこには本来とか‥に縛られない柔軟かつ科学的根拠をみつけ、安全第一、が前提の策を現実的に考えることではないでしょうか?

    個人的には東京都が受け入れすることには賛成です。ただし区民、都民ひいては国民、被災者をどう困窮から守るか、について柔軟に地方政治家、国会議員、都・国の役員が根本対策(どう皆の安全をまもりつつ、上記の根本対策を”自由な発想”で見つける努力を怠らない、あらゆるオプションを慎重に検討すべきでは、ないかと思います。

    距離減衰+国益+都民の健康、被災者支援を考えた時、荒唐無稽かもしれませんが、例えば東京都管轄の沖の鳥島へ、海への浸潤が起きない対策を考え、国と調整し、EEZの保全の観点と並存しつつ、
    コストが大事なのか(それならば国とのパイプが強い石原知事にご協力願うとか(沖の鳥島の拡張工事費と抱きあわせにする方法を探る)、民の安全(基準)、学者が出来ることを模索するなど、これまででは荒唐無稽と一笑に付されるかもしれない、自由な発想と協力による本質的解決の検討が必要ではないでしょうか?

    やながせ先生の測定などはそれらの検討の際の地道な対応の一つと高く評価しつつ、石原都知事の、国益・被災者支援という心情と現実、を互いに尊重し協力して対応する、互いを尊重するという尊敬、尊重と立場の理解も必要では、ないでしょうか?

    根本解決を自由な発想と現実的な評価(測定、距離減衰、どうしたら海洋・空中飛散を抑えられるか?)は必須かと考える次第です。

    もっと根本的かつ具体的な解決法を提示して頂きたいと思います。
    先生の都議会議員としての活動は尊敬します。

    ここは理性と国民の感情を両立させる根本的な具体策の提案の検討をお願いしたいと考える次第です。尚、沖の鳥島は東京都管轄かつ他県や世界の財産である小笠原からとてつもなくはなれ距離減衰が期待できます。(これは具体策の一例です)

    それを第一に考え、責め合うのではなく根本解決を一丸となって考えて頂きたいと思う次第です。

  7. 京都生協の働く仲間の会 より:

    2012年7月30日私達は京都府・市の放射能瓦礫バラマキを完全に粉砕した。

    京都生協の働く仲間の会です。

    keizirou.hushimi@hotmail.co.jp

    電話09011446818京都伏見東郵便局私書箱26号

    私達は京都府・市の放射能瓦礫バラマキを完全に粉砕した。大勝利しました。更に山田知事、門川市長らの責任追及に共に頑張りましょう。

    1、

    既に仲間から次のようなメールをいただきました。7月25日です。

    「こんにちは。ご覧になりましたか?木下さんのブログ。京都市瓦礫、なくなりましたねやりましたね」

    2、

    全くその通りです。大勝利しました。木下黄太さんのブログ、京都新聞などで明らかに報じられました。また私達も京都市に問い合わせました。上記のように京都市施設整備課細川さんが回答しました。

    3、

    これはひとえに『私も出来る範囲で署名、情報収集してます。』などと一生懸命うまずたゆまず頑張ったお母さんたち、子供たちを中心にした取り組みの大勝利です。私達はその一翼を担えたことの喜びでいっぱいです。

    4、

    闘えば勝てる。このことは重大です。

    原発再稼働反対の100万人大行動の核心の一つを放射能瓦礫バラマキ反対行動は担って来ています。これからも頑張りましょう。神奈川、静岡県島田、北九州市、大阪市などの仲間と更に連帯しましょう。福島の子らを初めと関東からの避難者を先頭に関西と京都で守りましょう。

    私達は、京都府知事山田や京都市長門川を徹底弾劾し続けた。京都府議会やテレビでも大きく報道された京都市議会闘争、そして、京都駅前を埋め尽くして、細野大臣らをとことん追及し、闘いの京都を全国、全世界に発信した1000人抗議追及行動は燦然と輝く勝利の大闘争だ。

    5、

    大被曝大虐殺の大飯原発再稼働反対、放射能汚染食品反対、暴力団などの電力会社と一体となった被曝労働強要反対に更に一層頑張りましょう。

    6、

    なお、7月29日「7.29脱原発「国会大包囲」に連帯するストップ大飯原発‐京都アクション」が開催されました。私たちも参加しましたが、その際、多くの人々から、また名前の知らない人々からも、「放射能バラマキ止まったね。よかったね」と、声をかけられました。

    本当に大きな連帯を感じました。また、伏見区横大路の京都市南部クリーンセンターに1・2キロで住んでいる方からは、その取り組みを教えてもらいました。私たちも、伏見で、街頭ビラまき、家々へのビラ入れなどを行ってきたのですが、私たち以外にも、いろんな方々が一生懸命取り組んでいることを知りました。あそこの家々には、誰かが、放射能がれき反対で、ビラをいれたらしい。など、地元では評判になっているのでした。

    そして、ある方は、地元自治会に、申し入れを行い、放射能がれき受け入れについての説明をまず求めるなどの行動をしようと呼びかけた麻生です。そしてそれに、地元自治会も応じて、京都市に申し入れをしたそうです。私たちの行動は、繋がっていた。人々の心あふれる地下水脈でつながっていた。このことを感銘深く感じました。

    また、南部クリーンセンターの直近は、淀競馬場の駐車場になっていますが、そこは、非常時には、一大避難場所になっているのです。また、南部クリーンセンターは、そのど真ん中に、京都市の知的障害者授産施設「横大路学園」があります。そこでは、ごみの分別仕事があります。つまり、門川市長は、障碍者授産施設のど真ん中で、放射能瓦礫を燃やすと決めたのでした。また、一大避難場所で、放射能瓦礫を燃やすと決めたのでした。飛んでもありません。

    これを完全に粉砕したんです。私たちは、さらに、全国の人々、福島の人々とつながって行きます。私たちはますます東京で国会議事堂を包囲して頑張る100万、1000万の人々と固く連帯して再稼働絶対反対、大被曝大虐殺強要の野田政権打倒を頑張ります。以上。

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