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2011/11/03

震災瓦礫の受け入れが始まった【その1】

お知らせ / ブログ / 放射能と闘う

震災瓦礫の受け入れが始まった。

11月2日岩手県宮古市で瓦礫を東京に搬出する準備が進められ、本日都内に到着しました。その様子を視察してきましたので報告したいと思いますが、その前に一言。

震災瓦礫については、ツイッターやこのブログで情報発信をしてきましたが、多くの皆様からご意見やご批判を頂いています。多くの方がこの問題に関心をもち、意見を頂戴し感謝しています。しかし、その全てに時間の都合上お答えできておらず申し訳なく感じています。そこで、そのなかでも代表的ないくつかのご意見を考慮して私の考えを述べておきます。

都議会民主党は震災瓦礫の受け入れについて「慎重に検討し」「都民に丁寧に説明をするべき」という立場でした。しかし都は、岩手県宮古市からの受け入れを急遽決定し、丁寧な説明もないまま実施することになりました。ホットスポットが次々にみつかり、放射性物質を含んだ食材が給食に提供され、下水処理施設では高濃度の焼却灰が杜撰に管理されるなど、放射能に対する不安が高まっている(適切な管理ができないでいる)なかで、都民に対する説明もない拙速な実施は問題です。

私が「慎重に検討」が必要だと考えるのは、瓦礫の運搬や破砕・焼却・埋立処分の過程で放射性物質が飛散するなどし、都民の健康に影響を与える可能性があるからです。

逆に言えば、全ての震災瓦礫の受け入れに反対をするものではありません。

放射能の影響を受けていない瓦礫であり、都民の健康に影響を与える処理・処分でなければ、被災地が瓦礫処理で困難な状況に陥っていることは明らかであり、受け入れを拒否する理由はないのです。中央防波堤の使用できる期間が短くなるなど一部課題は残りますが。

今回の受け入れについては、放射能対策について事前の説明を聞いています。その対策でどこまで安全が確保できるのか確認するため視察に行ってきました。

そして安全を確認するためには、「想定外」などということがないように、あらゆる可能性を考慮し批判的にチェックをしていくことが大事だと考えています。

下水処理施設「南部スラッジプラント」の視察(詳細は過去のブログをご覧ください)では、「副委員長のくせに、揚げ足とりばかりをしている」などと委員会で批判を頂きました。彼にとっては揚げ足取りと感じたかもしれません。しかし私は「都民の健康」に影響を与える可能性が僅かでもあれば、厳しくチェックすることが「議員」の「役割」だと考えています。

今回も同様の考えで視察をしました。

一部の方へのお答えにしかなっていないかもしれませんが、今後も情報発信をしていきますので、ぜひ見て下さい。

長文になってしまいました。

報告は次のブログで!