震災廃棄物の受け入れに関して多数のご意見を頂きました。

私は、前回のブログに書いた通り

「都民の安全が確保されることが大前提である」

と考えてますので、検証作業をすすめていきます。

 

さて、今回は「中央防波堤」について。

東京都は、浄水場発生土・下水汚泥焼却灰・清掃ゴミ焼却灰などを、東京都廃棄物埋立処分場「中央防波堤」に埋め立てています。

中央防波堤埋立とは 
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/resource/landfill/chubou/index.html

 

埋立には放射能濃度の高い灰などが使用されおり、周辺環境に対して影響がないかどうか心配です。中央防波堤では、放射能汚染物を埋め立てている箇所で定期的に、空間線量測定をしていますが、一部では非常に高い数値を示しています。

(都廃棄物埋立処分場での放射線量測定結果)

5月から7月
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/resource/attachement/result_radiation_230727.pdf

8月以降
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/resource/attachement/result_radiation_230928.pdf

 

そんななか、中央防波堤は小中学校などでの「社会科見学」における見学コースとなっており、多数の方から心配の声を頂いています。平成20年度には見学者数は6.9万人で、そのうちの小中学生は5.9万人となっており、人気見学スポットとなっていることがわかります。東京都に問い合わせをしたところ、6月9日から「見学コース」を変更したとのこと。

<6月8日以前のコース>

合同庁舎内 環境学習ホール

→粗大ごみ破砕処理施設(車窓見学)

→不燃ごみ処理センター(車窓)

→中央防波堤外側埋立処分場(見晴らし台のみ下車)

→庁舎戻り

<6月9日以降のコース>

合同庁舎内 環境学習ホール

→粗大ごみ破砕処理施設(車窓見学)

→不燃ごみ処理センター(車窓)

→東京風ぐるま(車窓)

→庁舎戻り

見学する場所の順番は、当日のバス数によって変わるとのこと。また、あくまで現時点(10月4日)でのコースです。

地図上での見学コースは以下をご覧ください。

中央防波堤見学コース6月8日以前

中央防波堤見学コース6月9日以降

 

6月9日以降は、高い放射線量を示している中央防波堤「外側」をコースから外し「内側」に変更。また、行程のほとんどがバスの車中であることがわかります。唯一乗り降りをする(外気に触れる)のが中防合同庁舎付近ですが、空間放射線量は毎時0.11μSv(9月21日)となっています。

 

そのなかで心配されるのは、中防の「埋め立て時」に高濃度の灰などが飛散していないかどうかです。

埋立のようすはこちら 中央防波堤(埋立から覆土)

 

下水汚泥焼却灰は、水分とセメントで飛散しないように処理してから中防に運び込まれます。灰を土にするということ。以下のサイトで(焼却灰)(混練灰)をご確認ください。

http://www.gesui.metro.tokyo.jp/odekake/syorijyo/05_02.htm

 

ここまで書くと「安全」だという気もしますが、そう簡単には断言できません。強風時の埋め立て作業時に「飛散しない」とはいえないのではないでしょうか。

難しい判断です。

 

なお、東京都環境局は「大人のための環境見学会」と称して中央防波堤の見学会を実施しています。是非参考にしてください。

http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/resource/landfill/field_trip/cat7698.html

また、管理型処分場の問題点を検討しています。詳細をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報提供をお願いします。

こちら→info@yanagase.org

 

中央防波堤は安全か?【社会科見学について】へのコメント

  1. 全繊池上東洋 より:

    ご承知とは存じますが、大田区議会で定例会最終日、最後の区長挨拶の中で、放射能を含む多摩の焼却灰受け入れ、固化、中央防波堤での埋め立て処分を表明して騒ぎになっています。
    都議会では、本件、どのような議論があったのでしょうか?

  2. 全繊池上東洋 より:

    埋め立て時の飛散もそうですが、セシウムが30年経っても高々半分にしかならないとすると、何百年かは厳格な管理が求められます。
    中央防波堤には、固化処理をして埋め立てられ、海とは遮断され、直接つながらないようにされているようですが、それは、何百年もの間保証できるものなのでしょうか?
    ご見解をお持ちでしたら、是非お伺いいたしたく。

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