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2011/09/10

学校給食牛乳の安全確保について

ブログ / 放射能と闘う

学校給食牛乳に関しても多くのお問い合わせを頂いています。

なかでも問い合わせの多かった件について。

 

「うちの地域は、どのメーカーの牛乳なの?」

平成23年度学校給食用牛乳の区域別供給事業者

「どこの原乳を使用しているの?」

東京で学乳に使用されている原乳の産地

 

学校給食における牛乳は毎食提供されるものであり、その安全確保はなによりも重要です。

私は、暫定規制値以下だからといって、僅かでも放射性物質が含まれる牛乳を学校給食として提供してはいけないと考えています。ですから、少なくとも「検査」を徹底し「規制値以下でも」「公表」するように、東京都に対して求めてきました。他の食材と違い、「給食牛乳」は東京都が入札し各地域での取り扱いメーカーを決定しているため、その品質確保にも責任があるからです。少なくともこの程度のことが実現すれば、「飲む」「飲まない」という判断を下す材料を示すことができるからです。

 

しかし、都は「原産地の自治体が原乳の検査をしていることから、メーカーや給食会に対し検査を求めることはしない。都も検査しない」という方針です。一部のメーカーや自治体では独自に給食牛乳の検査を始めていますが、これは東京都が責任をもって実施するべきです。(国の検査では不十分という前提です)

 

このブログでも申し上げてきましたが、給食を食べることを強制することはできません。大田区ではなんとか弁当・水筒持参が認められるようになりました。都議会民主党は東京都に対して、繰り返し給食の安全確保について要望書を提出し要請をしてきましたが、依然として実現には遠い状況にあります。皆様には行政を動かすために、地元の各級議員に対して働きかけをお願いします。

 

(いますぐに実施するべき施策メモ)

・国が暫定規制値を厳しくする(子供に提供するものはゼロに)

・原産地自治体による原乳の検査の精度をあげ、結果を公表

・消費地自治体による製品検査を実施、商品に値を表示する

・学校給食には東日本産原乳が含まれる牛乳は提供しない